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カテゴリ:urbanism( 5 )
London Day 4
文化の多様性を、社会のあいだの直接間接の関係から生まれる自然な現象として、あるがままにとらえることのできる人は稀です。人びとはむしろ文化のちがいのうちに、奇怪なもの、ないしは唾棄すべきものを見てきたのです。自分の住む社会で行われているのとは、かけ離れた慣習、信仰、しきたり、価値観を徹頭徹尾しりぞけるという傾向は、遠い昔から存在するもので、むしろ本能とさえ言えるほど根強いものです。

レヴィ=ストロース講義 (平凡社ライブラリー)

クロード レヴィ=ストロース / 平凡社



僕の倫敦日記を楽しみに待ってくれている人もいるのでしょうが、なかなか自分の中でも消化の折り合いがつかず時間が経ってしまいました。一歩引いた視点からはまだ言葉は湧いてきませんので代わりに6/24の時間軸にそって進めていきたいと思います。

この日はロンドン4日目。前日はWBC初日。

Old St.の駅で降りる。ちょうどラウンドアバウトになっていて方位が全く掴めない。
えーっと。と思って地図を開いて道を確認していると黒人のおじさんに
「コンニチハ」と日本語で挨拶される。
帰りコペンの空港でも手荷物検査のところで
(この時はパスポートを握っていたのもあって)「コンニチハ」と声をかけられた。
ロンドンでは「このアジア人め」といった感じで
中国人も韓国人も一緒くたにされる感じがしたけど、きっと日本好きは意外と多いと思った。

目的のカフェ目指して歩くも思いっきり迷う。
これもまた旅の醍醐味だと思いさんざん迷う。
Old St.から2駅あるLiverpool St.まで行ったのだからなかなか。笑

 誰れやらが倫敦を「石の森」といったそうだが、倫敦の不規則な道路をグルグル廻っていると、方角も解らず、見当も附かず、まるで道もない森の奥を彷徨っているような気がする。

 大阪、京都、紐育(ニウヨーク)というような、幾何学的道路を歩いていた人が、倫敦に来て余りマゴマゴ歩き廻ると、頭脳の裡の方位認定機関に狂いを生じて、東西南北その物が風車のように廻転しているかの如く感ぜられる。加うるにまた倫敦の地図という奴が、皮肉に東西南北を示してないのが多い。もっとも地図に示されても実際にブツかると全然解らないから有っても無くても同じだという実地の経験から方位を示してないのかも知れない。

倫敦!倫敦? (岩波文庫)

長谷川 如是閑 / 岩波書店



でようやくついた先はPenny University。
この辺のコーヒー話は職場のブログに書いてるので見てくださいな。
でも職場のブログにも書かなかった話題を一つ。
途中ちえちゃんと合流して(彼女も迷いながら。。)
ふらふら迷っていたら(住所を確認しながらだったので)
偶然あのJasper Morissonの事務所を発見!
いやー。
で目的はPRUFROCK COFFEE
ここはアパレルのショップの中に有ってとても気づきにくい。
けどいるのは去年のWBCチャンプとスウィディッシュチャンプ。
この日はスウィディッシュチャンプ。かなり男から見ても男前で
それはともかくここのエスプレッソマシンはVicotria Arduino Athena!
しかもネイキッド!
ラマゾッコ、シネッソといったモダンマシンを見飽きていたところなので
このマシンは衝撃でした。またロンドンの街並と見事に調和している気がしました。
僕がもしカフェをやるようなことが有ればこのスタイルパクろうと思います。笑
ま、顔は生まれ変わらな無理けどね。笑
写真撮り損ねたのでこのブログを参照にどうぞ。
http://www.carolineno.com/2010/03/flat-whites-at-prufrock-coffee-present.html

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自転車ファンのみなさんお待たせしました。
次に向かったのがLook Mum No Hands という自転車カフェ。
もちろんここも珈琲豆はSquare Mile。ご飯は。。
自転車小物が飾られていたり、スタッフがお客に失礼。といいながら自分の自転車を
飾り棚からおろして出かけていったり、修理のワークショップが開かれていたり
日本でこのラフさはあり得ませんが見せ方がうまいのはさすが。
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さてロンドンの自転車事情ですが、やはりコペンに比べれば比じゃなく悪いです。
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この写真はテートモダンで撮ったチャリたち。
これはエディメルクスのロードフレームをスペーサーかませてシングル化してたやつで
日本のロード好きからすればみんな大した自転車乗ってません。
しかしチューブで"MIND THE GAP"とおっさんの声で延々と鳴り響く国。
ロンドンではつくづくペナルティの社会だなと感じました。
ロンドン中心部へは車の乗り入れが制限されていてそれは徹底しているようだったし
自転車もまた歩道を走っているのを見かけるのは稀でした。

行政も車の乗り入れ制限をやっているだけはあって、自転車での移動を推進しているようだったし
機関がエリア別に出している自転車が比較的乗りやすい道を示したマップも配られていました。

しかし如何せん車の運転が荒いし、道は広いとは言えない、自転車レーンも明確ではない。
正直、今の日本の状態で車道を走っているようなのもでした。
ただ日本と違うのはみんなが車道をそれなりのスピードで走っていたし、
それがcool!だという社会の認識がある気がしました。
ロード、クロスバイク、マウンテンバイク、ピスト、実用車、
中でも目立ったのがブロンプトン。上のが走る中、
小径がついていけてる様は存在感有りました。
さすが本国。少しは安いのかなと思いショップで確認したところたしか1200ポンドくらい
あまり変わりませんよね。駐輪所の少なさも起因しているのかなと思いました。

もう安定したコペンよりもロンドンの方が日本の自転車問題を解決する上では
参考になるのではないかと思いました。

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途中、BANKSY(多分?)を発見。左にはOBEYも。ちえちゃんの彼氏マークは
ウェブ上でどこにあるか分るよ。と教えてくれたけど目的を持って見にいくのでなく
偶然見れたことが嬉しかったです。
他にもZINEなど個人出版の本ばかりを扱った本屋を見たりしながら
次の目的地Rapha cycle clubへ。

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NYでも近頃できた期間限定のRaphaのショップです。
中にはカフェあり、ラウンジスペースあり、ギャラリーありでしたが
思いのほかがらん。あれっ?
という感じでしたがまあいい感じです。
期間限定ですからね。

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普通の日本人観光客ならここで散財!といったところですが
貧乏人は我慢我慢。笑
RaphaはPROMENADERで買いましょう。笑

また別の日に偶然Condor cyclesも見つけて入ったんだけど。
Raphaはもちろん、パーツや工具類も充実していて
もしロンドンに住む機会があればここは重宝するだろうなという感じでした。
http://www.condorcycles.com/contactus.html

なんかまとまっとらんなー。
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by afterthecycle | 2010-07-14 20:18 | urbanism
#cycleft
twitterの利用がようやく国内でも本格的になってきましたね。
完全にキャズム越えですね。

いまいちプライヴェートでの使い方にピンとこないので
職場メインになっていますがハッシュタグで
#cycleft というのがあることを今日知りました。
http://twitter.com/#search?q=%23cycleft
ドンキホーテいっぱいいますね。笑

自転車は原則車道、左側通行です。
http://atcy.exblog.jp/11781652/

まだみんな愚痴の羅列になってますが
スマートに見せていかねばなりません。
CYCLE + LEFT = CYCLEFT
日英しか通用しませんが。笑
いい語呂じゃないですか?
Tシャツでもつくるかな。

別件ですが
The Ride vol.4 ⇒http://www.theridejournal.com/
もうまもなく出そうです。
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by afterthecycle | 2010-05-31 23:34 | urbanism
BMX downhill Rotterdam


他のブログで見つけた動画。
Jackie Chan style. Don't try this at home.
だってさ。
最後の高さはありえんからフェイクだな。
でも建築がいかにもオランダ的。
OMAの建築って結構こういったのやりたくなるやつってきっと多いよね。

スケートボーディング、空間、都市―身体と建築

イアン ボーデン / 新曜社


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by afterthecycle | 2009-11-09 23:53 | urbanism
「ママチャリ」をはじめとする日本の自転車のいびつさ
前回の続きです。

再びこの本から引用します。

「ママチャリ」をはじめとする日本の自転車のいびつさ

 本来、体力のない人でも、容易に時速20kmから30kmを出すことのできる「自転車」というものが、この日本の中では実にゆっくりしたスピードで走っている。 

 買い物のお母さんたちの自転車が乗る軽快車、いわゆる「ママチャリ」は、時速12kmから15kmというところがせいぜいだろう。少なくとも彼女たちは自転車の効用を「歩く倍のスピードで、買い物袋を楽に運べる」ためのもの、としてしか認識してないはずだ。そのママチャリが、日本の自転車の売り上げの実に八割以上を占めている。

 メーカー側から言わせても、そのママチャリのコンセプトは「ゆっくりしたスピードで半径2、3kmの範囲を楽に走れること」だという。遅きに徹した自転車がこれだけ蔓延する。これは世界的に見てもきわめて異例のことだ。

 その理由は、繰り返しになるが、先進各国の中で唯一、日本だけが自転車が歩道を走ることを許されていることにある。その理由は一九七〇年と一九七八年の道路交通法改正にあった。モータリゼーションの波が急速に訪れた当時の日本では、自動車対自転車の事故が急増し、いわば緊急避難的に自転車を歩道に上げてしまった。施行の翌年、自転車の死亡事故が約一割減り、それが恒久的に自転車を歩道で走らせる根拠となった。これは自転車の活用という見地に立つと、実に不幸なことであった。

 結果、緊急避難は緊急避難ではなくなり、自転車は歩道の上を歩行者の間を縫って走ることが常態化した。
 車両というよりも、歩行者に毛が生えたものという認識しかされなくなった。

 それがゆえにスピードも抑えられ、右を走るも左を走るも勝手、交通規則はしらなくてもいい、つまり歩行者と同じ「無責任な弱者」という状態になった。ここにママチャリの蔓延という現象は発生したのである。

 そのことについて法もインフラもまったく無視を決め込んでいる。完全なる放置が三〇年以上も続いてきた。ご近所のスーパーマーケット付近にでも出向いてみればすぐに分かるが、この国での自転車の使い方は、まったくのデタラメである。

 このデタラメな状況が、本来の自転車の可能性を大いにスポイルしてきたと私は見ている。自転車を運転する側にマナーがない。これは乗る側が責められてしかるべきだと思う。だが、そうした自転車を放置してきたシステムの問題こそが現在の自転車の状況に繋がっているのだ。

 放置自転車、二人乗り、右側通行、その他諸々の「自転車問題」にそれは端的に現れている。

 国内に八〇〇〇万台もの自転車を保有する日本は、間違いなく自転車大国と言っていい。だが、その大国のあり方は、実に歪で、実に発展途上国的だ。

疋田 智 著  『それでも自転車に乗り続ける7つの理由』プロローグより


ママチャリが30年もの間、
ガラパゴス化の産物だと言うことです。
30年。
そりゃあボクは知らないわけだ。
行政、メーカー、そして一般市民。
これはみんなの問題です。
しかもありふれた日常の。
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by afterthecycle | 2009-10-06 22:51 | urbanism
New York Separation
from Copenhagenize.com
というか元ネタはこっち。⇒http://www.streetsblog.org/

英語はわからん。とは言わずとにかくこの動画を見てください。
(埋め込み方わからんやった。。)
http://www.copenhagenize.com/2009/09/new-york-separation.html

車道の中央部に自転車道という話は聞いたことがありましたが、
まさかNYで。。

通常の片側一車線(自動車の)ずつの道路の場合、
自転車交通は左側。ということで解決する。
と思っていますが幹線道路など2〜3車線とかの場合、どげんやろ?
う〜ん。
と考えていましたがこれですね。
排ガス吸いながら、トラックの横風にあおられながらにはなりますが
これしかない!

私たちの日常の風景と比べてみてください。
何が違うか。
自転車の速度が歴然と違います。
みんなきばって漕いでいるわけではないと思います。
速度の出る自転車に乗っているからだと思います。
「そんな飛ばしてから危なか」
ではなくてこれが世界基準でしょう。

ガラパゴス化。という言葉がマイブームです。
日本独自に進化(退化?)をとげた事柄に対して最近よく使われる言葉です。
携帯とか。
自転車におけるガラパゴス化(=ママチャリ)の原因については後日書きます。

ともかく、ブログというメディアがほぼ日記ツール化してしまっているのも
ガラパゴス化ですね。
民主主義のありかたが大きく反映されていると思います。
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by afterthecycle | 2009-10-01 22:33 | urbanism